こんちわ!!下北沢司法書士事務所の竹内と申します。会社設立、相続、遺言、後見、信託、不動産売却サポートなど若い会社さんと個人のお客様の法務手続きをしている司法書士です。
昨日で今年のブログは最後にしようと思ったんですが触れとく話題があるのケロッと忘れてました。これっ!!
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20201220-OYT1T50200/
そうなんですよね。公証人の会社設立費用って一律5万なんですよ。裸一貫で1から頑張ろうと思ってる人には痛い出費ですよね。どこの公証役場に頼んでも一律で、値段決まってんのもいかにも既得権益って感じです。河野大臣は「せっかく資本金1円で会社作れるようにしたのに、認証手数料5万もとってたら意味ねーだろ!」と仰せですが、資本金1円でも認証のための定款チェックなどかかる手間はかかります。そうなると「小さい会社だから手数料が安い」ともストレートにいかない気がします。私なんかは株主兼代表取締役の1人しかいない会社だったら、そもそも認証いらないんじゃないかと思ってます。定款は社内ルールなので、会社に1人しかいなかったら定款の書き方が何であれ揉めようがありません。また、会社設立者が本人であるかの確認も一応は認証時にしてますが、登記の時に印鑑証明書など定款認証時と同じ資料を提出させれば解決できます。最近は反社会的勢力でないかの確認も一応はしてますが要は司法書士にひながたにサインさせるだけです。司法書士だってお客さまさまに「お宅さん、ヤクザとちゃいまんの?」なんて聞けませんので意味ありません。河野大臣もあくまで例として資本金の金額を出したのでしょうが、株主構成や取締役の人数によって一定以下は認証無しにした方が合理的なんじゃないかと思います。
今日は公証人に殺されそうなことをたくさん書きましたが、ブーメランで司法書士にもかえってきます。「でっかいでっかい会社が売主の不動産取引にまで、わざわざ司法書士が詐欺じゃないかなんて確認する意味あんの?詐欺じゃないに決まってんじゃん。」と言われたら1ミリも反論できません。私もおんなじこと繰り返して楽に一生食べてきたいですが、どうやら常に変化することは生きてく上で避けられないようですね。
下北沢司法書士事務所 竹内友章