こんにちは!下北沢司法書士事務所の竹内です。借金による不動産の任意売却、相続などによる共有になった不動産の売却支援、相続遺言、遺産分割、認知症対策(成年後見、信託)、賃貸トラブル対応(孤独死、家賃滞納)、会社設立や事業承継に取り組む司法書士です。
このページの目次
不動産業者の口車!司法書士が見た悪徳手口4パターン
悪い業者に赤字物件を掴まされないよう注意喚起を促す内容です。赤字物件を掴まされるのはある意味、詐欺にあうよりタチが悪いです。詐欺は犯罪なのでもしあってしまったらあなたは完全な被害者。全く悪いことはしてません。では赤字物件を掴まされた場合はどうか?この場合はきちんと物件を手に入り、それに対してあなたも納得してお金を払ったことになります。いくら相手がうまく話した場合でも自己責任。相手が犯罪となる場合は少ないでしょう。この自己責任から来る後悔は計り知れず、月に5万、10万、15万と深刻な赤字も垂れ流すことになります。当事務所は、元不動産業者が運営する司法書士事務所。不動産がからむこのような状況の方のご相談にも数多く対応させていただきました。その経験から、悪徳業者が良く言う言い回しや騙されやすい状況についてお話しします。
1 赤字でも経費になる
赤字になるのは買う前から分かるはず。家賃収入と月々の返済額を比べればわかるはずです。それなのになにゆえ買ってしまうのか?よく不動産会社が言うセリフに「赤字でも経費になる」という言い回しです。経費は、そもそも自営業や会社経営者などの話で会社員の方にはあまり関係ありません。それなのにあたかも赤字分がある分、税金が安くさせるような勘違いをさせるのです。相手の業者も百戦錬磨。「いや、投資で買って赤字ならそもそも投資として成立してないじゃん」という当たりまえのことにあなたの視線がいかないようにしています。
2 サブリースだから大丈夫
サブリースとは要はまた貸しです。あなたが買った物件を紹介した不動産業者が借り上げ、家賃保証するというのです。だから赤字になる心配はない。そういう言い方です。しかし、住む人が借りる家賃で計算して赤字かトントンのような物件でサブリースで間にもう1社入って商売として成り立つはずがありません。数か月で逃げちゃう気マンマンです。
3 お金が借りれたから大丈夫
これも良くある勘違い。金融機関の審査がおりて、お金が借りれるから大丈夫と思ってしまうパターンです。はっきり言ってそんなこと全然ない。特にノンバンク系は要注意。昔の言葉でいうなら要はサラ金です。いくら都市銀行が株主になっていてもあらっぽぃ体質は残っていると考えてください。
4 騙される人は何回でも騙される
赤字物件を買ってしまった方には訪問販売で営業マンの話に流され、そのまま買ってしまった方もいます。その方は過去にも自己破産の経験がある方でした。分かりませんが、その方の自宅の場所などを考える限り、いきなり不動産の訪問販売を受けるとは思いにくい場所でした。推測ですが、闇の業界で「カモリスト」みたいなのがまわってしまっているのかも知れません。一度騙されて大損して経験のある人はより気をつけましょう。
5 承認欲求をくすぐる
過去、だまされた方はそのタイミングで悩みや不安を抱えていたりするケースが非常に多いです。私は上級心理カウンセラーの資格も持っています。仕事がうまくいかなかったりで自己肯定感が下がっている時は人に騙されやすい。自己肯定感が低いとは自信がない心が弱っている状態。そういう状態でちょっと褒められると相手に親近感を覚え、簡単に信用してしまいやすいです。特にあなたの能力をほめてくるようなタイプは要注意。承認欲求に付け込んでいる可能性があります。気を付けましょう!!
複雑な不動産取引の相談も当事務所へ!エリアも幅広く対応します。
今日は赤字物件を騙されて買ってしまうパターンをご紹介しました。当事務所では、売却しても借金が返しきれない物件の売却(任意売却)のご相談も承っております。エリアも幅広く世田谷区、目黒区、品川区、大田区、渋谷区、杉並区、中野区、新宿区、港区、中央区、千代田区、文京区などの東京23区、狛江市、調布市、府中市、三鷹市、武蔵野市、西東京市、東久留米市、清瀬市などの東京都下、さいたま市、横浜市、川崎市、相模原市などの首都圏や全国のご相談に対応!!ぜひ電話かお問合せフォームでご相談ください!
下北沢司法書士事務所 竹内友章