このページの目次
費用を抑えて戸籍取得を任せられます
相続財産の引継ぎの第一歩は相続人調査です。相続人は亡くなった方(被相続人)の旦那さんや奥さん、そしてお子さんというのはご存じの方も多いです。初めて相続のご相談に来られたお客様には「うちの相続人は私と子どもが2人です。」という風に法律で定められている相続人が誰かについて真っ先に説明してくださる方もたくさんいらっしゃいます。お子さんがいない方が亡くなられると多少、相続人の確定が複雑になりますがそれでも相続人代表の方から司法書士が聞き取ればおおよそのことは分かります。
このように相続人わざわざ調べなくても相続関係を分かっている場合も多いのになぜ戸籍を収集して相続人の調査をするのでしょうか。それは不動産登記を中心として、預貯金や株式の手続きなどあらゆる相続に関するあらゆる場面で戸籍の提出が求められるからです。
また、過去の養子縁組などで本当に把握していた相続人と違う場合もあります。そして司法書士がこの相続人調査と戸籍収集の代行をすると一般の方と何が違うのでしょうか。
司法書士に戸籍取得代行を頼むメリット
①不動産登記のプロである司法書士はどこまでの戸籍を収集すればいいか分かっている。
司法書士は、不動産登記のプロとしてずっと戸籍収集の代行をしてきました。不動産登記ではかなり正確に一部も隙もなく戸籍による相続関係の証明が求められます。相続登記がきちんと通るレベルで戸籍を取得すれば他の手続きも問題なく受け付けてもらえます。
そのレベルで戸籍取得を代行してきた司法書士はどこまで戸籍を取得すれば相続関係を証明できるか取得の範囲と方法が分かっています。
②戸籍取得の方法を分かっている。
戸籍の取得代行には集めた戸籍の読み取りが必要です。手元に集まった戸籍を読み取ることによって、次はどこの役所に戸籍を請求すればいいのかが分かります。このように戸籍を集めていくには方法や段取りがありますが司法書士はそれを熟知しています。
③住所調査も一緒に行う。
戸籍の取得をするにも段取りと方法が大事です。単純に戸籍調査をするだけでは、他の相続人の住所までは分かりません。戸籍には住所は書いていないからです。このような時は「戸籍の附票」も一緒に取得すると相続人の住所も記載されていますのでこちらも取得します。このように取得代行に手慣れた司法書士が正しい方法で戸籍を集めることによって必要な情報が手に入ります。
戸籍取得の費用について
戸籍取得にかかる費用は市役所に収める「実費」と取得代行にかかる司法書士の手数料部分に分かれるのが一般的です。しかし遺産承継サービスには戸籍取得代行の手数料も当然含まれています。このため取得代行の費用は実費部分だけで済みます。
必要な戸籍の枚数とかかる費用
それでは市役所に戸籍を請求するにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
もちろん人によって違いますが4,000円から5,000円の費用がかかることが多いです。亡くなられた方の戸籍が4、5通になることが、これに加えて相続人の戸籍を1通ずつ取得するとこれくらいの費用になります。
戸籍取得の範囲が広くなる場合
取得を代行する戸籍の枚数が多くなり、費用が少しかかってしまうケースをご紹介します。
このような場合は複数個所に戸籍を請求する必要があるなど取得の方法も複雑になることが多いです。
・本籍地を複数回移転している場合
引っ越しをしても本籍地を移す必要は必ずしもないですが、遠方地に引っ越したりすると本籍地も移される方もいらっしゃいます。また結婚や離婚を機に本籍地を移す場合もあります。この本籍地の移転を複数回繰り返すとその度に戸籍を管理する区役所、市役所が変わり複数個所に戸籍を請求して枚数も増え費用が増えることがあります。
・連続して相続が発生している場合
ご両親に共に相続が発生した場合は取得する戸籍の範囲も広くなります。
不動産の名義変更では連続して相続が発生している場合、お父様名義の不動産でもお母様の戸籍を全て取得する必要がある場合もあります。亡くなられた順番などで相続の証明に必要な戸籍の範囲が変わってきます。
・ご兄弟や甥・姪が相続人となる場合
ご兄弟や甥・姪が相続人となる場合自然と人数も多くなりたくさんの戸籍が必要となって費用がかかりがちです。
このように戸籍取得の費用が多めにかかってしまうケースもありますが特別なケースを除いて多くても数万円の範囲に収まることが多いです。
ご依頼の流れ
相続財産承継サービスは受任をすると戸籍の取得代行から着手します。ご依頼から事件の完了までのおおまかな流れです。
お電話、メールによるお問い合わせ
無料法律相談による状況の聞き取り
聞き取り内容に基づいてお見積りの作成
見積を承認頂けたら相続財産承継サービスの契約書の取り交わし
戸籍の取得代行、相続人の調査、財産調査
財産目録、相続関係説明図の作成
相続人への通知、遺産分割協議書の作成・署名と押印
不動産の名義変更、預貯金・有価証券の引継ぎなど各種手続き
不動産売却が発生する時は売却のサポート
業務完了・司法書士報酬のお支払い
※戸籍取得などにかかる経費は先にお預かりすることがあります。
※不動産売却に時間がかかる場合、先に司法書士報酬のお支払いをお願いすることがあります。