安易な妥協はするな!切札はズバリ時効!!

こんにちは!下北沢司法書士事務所の竹内と申します。債務整理と借金問題、成年後見のご相談、相続や遺言、信託、不動産売却支援、会社設立など法務手続きのサポートをしております!!

 

時効は大事!今日は債務整理における時効の話です。「時効」という言葉そのものは多くの人が聞いたことがあると思います。時間がある程度たつと借金を払わなくてよくなるのが時効ですが、これは自動的に勝手になくなるワケじゃないのがクセ者。しなきゃいけないんですよ、権利の主張。「オレの借金は時効なんだ!」と言わなければならないわけです。これを言う前に消費者金融やクレジットカード会社からの「利息とか損害金とかカットしてやるから、和解しようぜ~。」なんて言う話にノッちゃうとせっかくの時効がパーです。消費者金融・クレジットカード会社は借金のある方に時効の権利があることは当然知ってるのに甘い話に食いつかせて、時効を消滅させる毒を打ち込んできます。では、なぜパーになるのか?時効には起算点という用語が登場します。消費者金融・クレジットカード会社の持っている借金を取り立てる権利は5年で消滅します(商法522条)。では、いつから5年なのか?この5年カウントのはじまりが起算点であり、起算点がいつからかというと基本的に「最後にお金返した日」や「最後にお金を請求された日」です。ここから5年たつと時効が使えるようになります。時効を使うことを「援用」といいますが援用を封じるカードを消費者金融・クレジットカード会社は持っています。それが「和解」です。和解すると、「お金を払う意思がある」ということになりますから「じゃあ時効使わないで払うんだね。自分で払うと言ったんだからキッチリ払えよ」と結論づけた判例があります。おそろしいことにこれは「時効を援用できることを知らなかった」人に対しても一緒。だから安易な和解は怖いのです。

今日は時効と和解の関係について書きました。全ての方にここに書いたケースがあてはまるわけではありません。詳しくは弁護士、司法書士に相談してください。それが当事務所であれば、一番うれしいですけどね。

 

下北沢司法書士事務所 竹内友章

無料相談ご予約・お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

トップへ戻る

0368055496電話番号リンク 問い合わせバナー